ボーンズ・スリーウッド

ボーンズ・スリーウッドの長く込み入った悲しい身の上話は、実によく練られている。事前にきっちりと書き上げられているため、それはもう聞いただけで目から体中の内蔵があふれ出てしまうほどだ。ボーンズは最も危険な大海原を渡る海賊のキャプテンだが、いつも最後には勝利をおさめ、戦利品を山ほど手に入れてきた…いや、船員が残っていたら、今もそうしていただろう。そんな彼も、今や南門の番人として暮らし、お宝と恋と人生に終わりは来ないように思えた栄光の日々を懐かしむ歌を口ずさんでいる。

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